郷土のものを子供に・・・
こんばんは、ダディーです。
今日はお食い初めの時に使用した食器を紹介したいと思います。
郷土愛?
子供が生まれるまで、郷土について特に思い入れがありませんでした。
ですが、子供が生まれたら、なぜか郷土のモノを使ってもらいたいって思うようになりました。
何故ですかね?
でも親世代が喜ぶんですよね。
自分の郷土のモノを孫が使ってくれると。
だから、親孝行なのかな?
明確な理由は分かりませんが、選べるなら郷土のモノを選ぶようになりました。
そしてお食い初めの時に使用したものは、こちら!
母方の祖母の郷土である会津地方の「会津塗」で作られたお食い初めセット!
会津漆器とは?
歴史
会津の地に本格的に漆工芸が根付いたのは、天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命を受けて会津の領主となった蒲生氏郷公が、産業として漆工芸を奨励したことによります。
氏郷公は、前の領地であった日野(滋賀県)から木地師や塗師を呼び寄せて、先端技術を伝承させました。
これによって会津塗の技術は、飛躍的な進歩を遂げ、漆の栽培から加飾までを一貫して手がける一大産地となっていったのです。
400年という時を超えて生き抜いてきた伝統の技の上に、常に最新技術を積極的に取り入れてきた会津漆器は、現在まで成長を続けています。
特徴
今から500年程前の室町時代、芦名氏が漆樹の植樹を奨励したのが始まりで天正年間(1573~92年)蒲生氏郷が近江より職人を招き、その技法を会津に広め漆工養成と技術の進歩を図り、一躍産業化されました。
朴、栃、欅等を木地として日用品漆器を生産し消粉・色粉などの蒔絵と沈金に特徴があり日本人好みの縁起の良い意匠や、多彩な加飾法が楽しめ、渋味のある「鉄錆塗」もみ殻をまいて模様を出す「金虫喰塗」木目の美しい「木地呂塗」、美しい塗肌の「花塗」が特徴です。
原材料
【木材】
お椀、杯、茶托などを「丸物」といい、ブナ、トチ、カツラ、ケヤキ、クワなどが使われます。
また、重箱、お盆、文庫などを「板物」といい、主にホウの木が使われます。
これらの木材は、山から切りだされた後、製材され木地工場に運ばれてから、何ヶ月も自然乾燥されます。
これは、削る時に割れたり、出来上がってから歪んだりしないように、十分水分を抜くためです。
【漆】
漆は、漆の木の幹に傷をつけて掻きとった樹液を精製したものです。
漆は、1本の木から約200gしか取れない大変貴重な物です。
昔、会津でも漆の木がたくさんありましたが、今では漆の木を育てる人も漆かきをする人も少なくなり、会津塗りに使う漆のほとんどが、中国から輸入されたものでまかなっています。
会津若松市では、漆の木の植林を行い、質の良い国産漆を増やそうとしています。
郷土のモノを使って・・・
実際にはひいおばあちゃんに買って頂いたのですが、とても嬉しそうだったのを覚えています。
また、母方の祖母の田舎なので私には縁が薄い土地ですが、郷土を身近に感じられるようになりました。
親孝行にもなっている気がするので(一方的な勘違いかも?w)、オススメです。
他にも郷土のモノを使用していますので、それはまた別の機会に紹介しますね。
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